2024-03-29T13:36:39Z
https://nagoya.repo.nii.ac.jp/oai
oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00011093
2023-01-16T05:10:19Z
320:1092:1093
知識情報作業空間の最適環境制御に関する研究
中原, 信生
辻本, 誠
久野, 覚
相良, 和伸
奥宮, 正哉
伊藤, 尚寛
山羽, 基
open access
インテリジェントビル
モデリング
床吹出空調システム
故障率
旋回流型吹出口
大温度差空調
ベクトル・スカラー比
空調システム動特性
ビル情報システム
ルーバー付き照明器具
熱負荷シミュレーション
Intelligent building
Heating load
床吹出
Low temperature air supply system
火災危険度評価
映り込みモデリング
2層モデル
低温空気吹出
映り込み
Louver-mounted lighting device
低温空調方式
Failure rate
Building information system
室内上下温度分布
情報の統合化
Modeling
VDT
Floor-mounted diffuser
流れの可視化
(1)床吹出を行ったときの温熱環境性能について、一般によく用いられている旋回流型吹出口の特性を軸流型と比較しつつ実験によって検討した。通常採られるような小風量で吹き出した場合には、たとえ旋回流型を用いても若干の温度成層の発生は避けられず、居住者の足熱環境上問題があろうとの見解が導かれた。(2)軸流床吹出口の性能について、吹出口の取付位置を変えた実験を追加し、温度分布,被験者生理心理反応の解析を行った。一連の実験結果から、温度成層やドラフト発生を回避するための軸流吹出口の設計法・運転制御法についてまとめた。(3)制御対象の特性が変化しても制御系としての性能を良好に維持できる適応制御を空調システムの制御系に導入したときの室内環境の制御性について検討した。パラメ-タをどのように設定すれば追随性がよくなるかなどの知見が得られた。(4)空調システムの制御パラメ-タの最適チュ-ニングのために、秒単位の時分割による動的空調システムシミュレ-ションの適用を考え、標準的な空調モデルを設定して感度解析を行った。エネルギ-消費量や環境変動に与える各種制御パラメ-タの影響が把握できた。(5)視環境に関して、被験者実験によりモデリングを評価する指標として従来より利用されてきたベクトル・スカラ-比の再検討を行った。同じベクトル・スカラ-比でも光の照射角度によって立体感,明るさ感,見やすさの評価が異なることがわかった。(6)前年度までに収集したデ-タに基づいて、非常用照明設備の故障率を統計的に求めた。建物規模,竣工年による差が明らかにされた。(7)インテリジェントビルに張リ巡らされた情報ネットワ-クを如何に統合化・標準化していけば、最適な管理を行うことができるかを考察した。また、エキスパ-トシステムを管理システムに組み込むに当たっての課題・問題点を実態調査によって分析し、有効な分野として温熱環境管理に注目して一手法の提案を行った。
科学研究費補助金 研究種目:一般研究(A) 課題番号:62420042 研究代表者:中原 信生 研究期間:1987-1990年度
1991-03
jpn
research report
http://hdl.handle.net/2237/12958
https://nagoya.repo.nii.ac.jp/records/11093
https://doi.org/10.13039/501100001691
日本学術振興会
62420042
知識情報作業空間の最適環境制御に関する研究
https://nagoya.repo.nii.ac.jp/record/11093/files/62420042.pdf
application/pdf
18.9 MB
2018-02-20