2024-03-29T14:15:59Z
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oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00027836
2023-01-16T04:06:19Z
1710985395378:1710985615476:1480:2376
動詞「嫌う」と「困る」の意味分析 : 基本形の使用に注目して
馬場, 典子
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感情動詞
嫌悪
観察記述
表出
多義語
メタファー
メトニミー
二次的活性化
本稿は、感情を表す動詞のうち、嫌悪の感情を表す動詞「嫌う」と「困る」について、特に基本形の使用に注目して分析する。拙論(2017)では、「嫌う」の複数の意味について包括的に記述し、それらの意味の関連性を明らかにした。分析の結果、「嫌う」には7つの別義が認められた。それらの別義は「メタファー」と「メトニミー」という比喩により動機づけられている。そしてこの中には、基本形で主体の感情を表せるものがあり、さらにその一つに動詞「困る」との意味の共通性が感じられるものがあることが明らかになった。よって本稿では「嫌う」と「困る」の基本形の使用に注目し、「困る」の基本形の使用に限定して意味分析を行った上で、改めて「嫌う」との共通点を確認する。
名古屋大学国際言語センター
2019-03-31
jpn
departmental bulletin paper
VoR
https://doi.org/10.18999/nagdnn.26.15
http://hdl.handle.net/2237/00030035
https://nagoya.repo.nii.ac.jp/records/27836
10.18999/nagdnn.26.15
1348-804X
名古屋大学日本語・日本文化論集
26
15
34
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2019-04-11