2024-03-28T18:31:47Z
https://nagoya.repo.nii.ac.jp/oai
oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00027838
2023-01-16T04:06:19Z
1710985395378:1710985615476:1480:2376
留学生への作文教育(2) : クラスにおける相互の高め合い
永澤, 済
open access
作文教育
留学生
文章表現
自己表現
相互の高め合い
教師の支援
母語と非母語
言語のルールと逸脱
上級日本語(文章表現)クラスにおける作文教育の実践例を示し、相互の高め合いが生まれる土壌、および留学生への作文教育が何をめざすべきかについて考察する。本クラスは、大学の社会科学系学部に属する2年生向けの通年必修授業である。前期に準備的教育、後期に本格的な執筆活動を位置づけている。執筆活動では、学生の関心や特性に配慮して課題を設定。ドキュメンタリーの要旨説明、本や映画の紹介、エッセイ、他の授業で書いたレポートの改稿といった課題において、相互の高め合いが作文を向上させた。留学生への作文教育は、非母語の不利を克服すべく「正しい日本語」を目指すという方向性もあろうが、本授業ではそのような方針はとらない。執筆活動を自己表現と位置づけ、自己の内外をより深く見つめる機会とすることに主眼をおく。そこでの教師の役割は、書く内容を育み、書きたい内容を引き出す支援をすることであろう。相互の高め合いも、そうした支援を基盤に生まれるものと考えられる。
名古屋大学国際言語センター
2019-03-31
jpn
departmental bulletin paper
VoR
https://doi.org/10.18999/nagdnn.26.57
http://hdl.handle.net/2237/00030037
https://nagoya.repo.nii.ac.jp/records/27838
10.18999/nagdnn.26.57
1348-804X
名古屋大学日本語・日本文化論集
26
57
89
https://nagoya.repo.nii.ac.jp/record/27838/files/nagdnn_26_57.pdf
application/pdf
1.8 MB
2019-04-11