2024-03-29T12:06:51Z
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oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00021120
2023-01-31T04:54:34Z
326:521:542:1811
日本語と中国語の「不・無・非・未」
朴, 景淑
61082
2012-03
本稿では日本語と中国語の否定の造語要素「不・無・非・未」について、それぞれの造語形態から概観した上、「不・無・非・未」の下接語(「不・無・非・未」に後接する二字漢語)と結合語(「不・無・非・未」と結合した後の三字漢語)の品詞転換機能について考察した。日本語と中国語の結合前後の品詞転換機能として、「不N」の場合については日本語・中国語ともに結合前後で品詞転換機能がみられるが、「不A」の場合については日本語・中国語ともに品詞転換機能がみられない。また、「不V」の場合については、日本語には「V→A」の品詞転換がみられるが、中国語においては結合前後で品詞転換がみられない。「無N」•「無V」の場合については、日本語と中国語のいずれも結合前後で品詞転換を生じ、「無A」の場合については、日本語には品詞転換機能がなく、中国語では「無A」の結合形態がみられない。「非N」•「非V」•「非A」の結合形態は、日本語では3種すべてみられるが、中国語では「非N」と「非A」の形態が存在する。また、日本語において「非V」のときには、「V→A」の品詞転換機能がみられる。「未N」•「未A」の形態は日本語・中国語ともにみられない。一方で「未V」の形態は日本語・中国語ともに存在し、そこでは「V→A」の品詞転換がみられる。
departmental bulletin paper
名古屋大学大学院文学研究科
2012-03
名古屋大学人文科学研究
41
33
43
http://hdl.handle.net/2237/23260
0910-9803
jpn