@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00010184, author = {横山, 悦生 and 丸山, 佐和子 and 丸井, 美穂子 and カナノヤ, タパニ and FATE(フィンランド技術科教育研究会) and Kananoja, Tapani and Yokoyama, Etsuo and Maruyama, Sawako and Marui, Mihoko}, journal = {技術・職業教育学研究室 研究報告}, month = {Aug}, note = {新しい世紀の開始にあたって、教育の発展のために多くの試みがなされている。それらの一つは、普通教育学校における実践的技術科教育の現代化である。フィンランドにおいては、この領域は手工科教育と呼ばれてきた。
現在では、手工科教育の135年の歴史全体から引き継いできた多様な教授方法をフィンランドの総合制学校においてみることができる。一部のすぐれた学校と教師は教授を現代化してきたが、大多数の教師は依然として旧式の技術を示す旧式のモデルにしたがって教えている。
技術科教育は主に「手工科」の領域で扱われている。この教科には国家による系統的な指針や、正式に認可されたコースをもっていない。その結果基準が統一せず、一様でないものとなった。総合制学校後期課程では、教科担任制度によって前期課程よりもその状況はよい。さらに活動的な教師は、旧式の、骨の折れない教育モデルに容易に戻ることができる。すべての学校段階で、その教科の内容はテクニックと新しい技術に向かって進むべきである。
教授は異なった学校段階では異なっていなければならない。「手工技術」は適切に評価されるならば、擁護することができる。技術科教育は高等学校においても実施されるべきである。普通教育学校における実践的な技術科教育の主な課題は、労働のための教育であった。これに
ついては議論の余地がない。それぞれの学問分野が発展し変化すれば、すべての学校教科の内容が再検討される必要があるということが事実としてある。教育は社会の発展や産業の方法の発展にしたがって変化されなければならない。すべての生産や手工業、工業、オートメーションの文化が、労働の世界のために人々を教育する必要がある。しかしながら、学校教育は社会のさまざまな発展段階において異なった側面を強調しなければならない。国際化は、教育における地球規模の革新を分析することの必要性を増加させている。その目的は、国際的コミュニケーションのための基礎として共通の用語を作ることであるはずである。手工科は、授業の中で教えられた技能が生産の文化の基礎であった時代に誕生した。これらの
技能は、その後電子工学、コンピュータ技術、制御技術、コミュニケーション技術などによって置き換えられてきた。「手工科」という用語は過去30年の間にジェンダーの境界を取り除く手段としては効果がないことも明らかになってきた。これに加えて、1980年代と1990年代に「テク
ニカル・ワーク」の方法は新しい教育文化においてはもはや効力がなくなった。同時に、実際的な技術科教育の内容が再検討され、その名前が「技術科教育」に変えられ
るべきである。低学年の技術科教育や分化された教授において、手工のさまざまな分野にとって多くの余地が残されている。, 横山 悦生、丸山 佐和子、丸井 美穂子 訳  
技術科教育(テクノロジー・エデュケーション)}, pages = {48--68}, title = {フィンランドにおける普通教育における技術科教育}, volume = {1}, year = {2003} }