@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00010805, author = {宮本, 伸一 and 片山, 正昭 and 森永, 規彦}, issue = {10}, journal = {電子情報通信学会論文誌}, month = {Oct}, note = {本論文では,インパルス性無線雑音下におけるトレリス符号化変調(TCM)信号に対する受信方式に関する理論的考察を行っている.従来,TCM方式における受信機はガウス雑音下での使用を前提として,信号系列間のユークリッド距離に基づいて設計されている.しかしながらガウス雑音とは大きく異なった統計を有するインパルス性雑音下ではこの受信機は最適ではなく,従ってインパルス性雑音の統計に基づいた設計を行うことが必要となる.そこでまず,従来型受信機によるTCM信号の誤り事象確率特性を求め,インパルス性雑音下でも符号化利得を得られるのは搬送波対雑音電力比(CNR)が十分大きな場合であり,TCM信号の誤り事象確率特性が無符号化信号のそれより悪くなるCNRの範囲が存在することを明らかにしている.次に,たとえ符号化利得が存在してもこのTCM信号の誤り事象確率特性はインパルス性無線雑音を考慮して設計された最適受信機によって無符号化信号を受信した場合のそれと比較すると大きく劣ることを示している.更にインパルス性無線雑音下におけるTCM方式用最適受信機は,従来型TCM受信機に若干の回路を付加するだけで簡単に構成できることを示し,その特性はいかなるCNRにおいても無符号化信号を最適受信機で受信した場合を上回り,数dBから最大数10 dBの符号化利得が得られることを明らかにしている.}, pages = {671--681}, title = {インパルス性無線雑音下におけるトレリス符号化変調方式の受信特性と最適受信}, volume = {J75-B-II}, year = {1992} }