@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00010828, author = {本田, 晋也 and 高田, 広章}, issue = {4}, journal = {電子情報通信学会論文誌}, month = {Apr}, note = {近年,組込みシステムの分野においてもマルチプロセッサシステムの利用が進んでいる.本論文では,国内の組込みソフトウェア開発で広く使われているITRON仕様のリアルタイムOSの機能分散マルチプロセッサ拡張について述べる.本リアルタイムOSを用いると,シングルプロセッサと互換のシステムコールをプロセッサ間で実行することが可能となる.実装にあたっては,プロセッサ数が増加しても,組込みシステムで求められる最悪実行時間や最悪割込み応答時間といったリアルタイム性をできるだけ損なわないよう工夫した.具体的には,プロセッサ間の排他制御のために用いるロックの単位を,要件を満たしつつデッドロック防止の必要性を最小限にするように設定した.また,システムコールの実行時に必要となる,ロックによるプロセッサ間の排他制御とプロセッサ内の排他制御に関して,プロセッサ数に対する最悪割込み応答時間のスケーラビリティを確保するための機構を導入した.そして,実装したリアルタイムOSの基本性能や実装技術の有効性を評価した.}, pages = {934--944}, title = {ITRON仕様OSの機能分散マルチプロセッサ拡張}, volume = {J91-D}, year = {2008} }