@techreport{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00011105, author = {庄司, 多津男 and 佐藤, 照幸 and 高杉, 恵一}, month = {Mar}, note = {核融合研究ではリミター表面への高温、高密度のプラズマ熱流束の集中によりリミター材料の溶解が生じ、不純物混入やプラズマの冷却の原因ともなり、大きな問題となってきている。またリミター周辺のプラズマ分布の制御は閉じ込め改善とも関連して重要性が明らかにされつつあるが、外部からの制御は現在のリミターでは非常に困難である事が指摘されている。高周波リミターとは、リミター近傍に高周波を誘起し、そこに生じる高周波ポテンシャルの障壁を利用して、リミターへの熱流束を軽減すると共に、周辺プラズマの安定化や制御を行なうという新しいリミターの概念である。この研究では高周波リミターの原理検証を基礎実験において行ない、またトーラス型閉じ込め装置に応用してより大型装置への適用の有効性を確かめることを目的に行なった。研究は平成2年度より2カ年の計画として行なわれれた。直線型装置(名古屋大学プラズマ科学センターNPX)を用いた基礎実験では、高周波リミターによる周辺プラズマの揺動抑制効果が調べられ、プラズマ表面で最も大きい低周波の密度揺動が弱い高周波電場によって安定化されることが明らかにされた。また新しく開発された重中性粒子ビーム計測を用いて高周波電場の強い領域での周辺プラズマの電位計測によって、リミター近傍に電位の上昇が生じることが観測され、電子に働くポンデラモーティブ力がリミターへの粒子流を抑制していることを明らかにした。また高周波電場のポテンシャルがリミターへのプラズマ熱流束を軽減し、リミター表面温度を下げることがヘリカル装置(核融合科学研究所CHS)を用いて、確かめられ高周波電場によるプラズマ表面の制御法は閉じ込め装置でも有効であることが実証された。, 科学研究費補助金 研究種目:一般研究(C) 課題番号:02680006 研究代表者:庄司 多津男 研究期間:1990-1991年度}, title = {高周波電場を用いた新しいリミターの研究}, year = {1992} }