@techreport{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00011118, author = {田代, 亨}, month = {Mar}, note = {1.栽培イネの種子寿命の品種間差異を検討した。その結課、種子寿命はインド型品種が最も長く、ジャバ型、日本型の順に減じた、インド型では品種群間の変異が大きく、原産地により大別するとIR系統のフィリピン産品種群やAUS.BORO系統のインド・スリランカ産品種群は優れ、日本型の陸稲に似た大粒種である中国北部系の品種群は劣った、日本型品種では、陸稲品種は水稲品種より長命であった。また水稲品種では早生種が最も長く、次いで中生種、晩生種は 3ヶ月目の値でみると早生種の3分の1程度であった。 2.胚乳形質突然変異系統の種子寿命を検討し、併せて種子休眠牲との相関を求めた。その結果、うるち系統内では、母本種及びdull系統は種子の休眠度, 寿命ともに大きい群に属した。粉質・巨大胚の両系統は種子の寿命、休眠性ともに小さい群、心白系統は種子の寿命が比較的に大きいが、休眠度は弱い群にそれぞれ区分された。また、もち系統はdull系統と粉質系統の中間に位置付けられた。 3.休眠性の異なる品種を用いて、生育時の日長条件が種子の休眠牲・寿命に及ぼす影響について検討した。その結果、休眠性は長日処理で得た種子に比べて短日処理で得たものほど高かった。また、この傾向は若令期処理で得た種子ほど低かった。種子寿命は長日処理を与えた種子に比較して短日処理を与えた種子で短命であった。 4.穎果の着生位置と米の品質形成との関係について検討し、併せて穎果の特性評価を行った。その桔果、米粒の大きさ・形状及び無機成分含量から評価して、一次・二次枝梗の先端粒は他の位置に比べて特異的な位置と分類した。 5.窒素溶出速度の異なる3種の緩効性肥料を用いて水稲の登熟と品質に及ぼす影饗について検討した。その結果、玄米のタンパク質と食味値ば溶出速度の遅速に影響され、溶出速度が速いものは玄米のタンパク質を低下させ、食昧値を増大させた。この傾向は施肥量が増すとともに高まった。, 科学研究費補助金 研究種目:一般研究(C) 課題番号:03660013 研究代表者:田代 亨 研究期間:1991-1992年度}, title = {米の品質とその特性解析に関する研究}, year = {1993} }