@techreport{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00011138, author = {上杉, 喜彦 and 大野, 哲靖 and 高村, 秀一}, month = {Mar}, note = {ダイバ-タバイアスを利用したヘリウム灰選択排出に関する粒子シミュレ-ションモンテカルロ粒子シミュレ-ションコ-ドにより、ヘリウム灰の選択排出特性の評価を行い、以下の結果を得た。 (1)ACATコ-ドによるイオン反射の計算から、ダイバ-タ板へのイオンの入射角が50〜60度を越えるあたりから反射粒子の角度分布が余弦分布からずれることが判明した。したがって、イオン温度が高い場合や、シ-ス電圧によるイオンの加速エネルギ-が低い場合にはダイバ-タ板へのイオンの斜め入射の効果を取り入れて粒子反射を扱う必要がある。 (2)ダイバ-タバイアスによるイオン入射エネルギ-の制御とダイバ-タ板及びポンプダクト構造の最適化により、燃料粒子である重水素、トリチウムとヘリウム灰との選択的排出が可能であることが示された。ポンプダクト部で得られたヘリウム灰粒子の濃縮率は約3であった。ダイバ-タ模擬試験装置を用いた粒子反射過程の解明に関する実験小型のダイバ-タ模擬試験装置Co-NAGDISにおいて、ダイバ-タ板を模擬するグラファイト又はモリブデン板からの反射中性粒子の反射角度分布を質量分析器により測定し、以下の予備的結果を得た。 (1)ダイバ-タ板からの反射中性粒子数は、磁力線とダイバ-タ板面の法線とのなす角度が約45度の時にピ-クを持つ角度分布を有する。この結果は、反射粒子の角度分布を余弦分布としたときの結果と定性的に一致する。 (2)ヘリウム、アルゴン等の動作ガス種とタ-ゲット板材質の組み合わせを変えて、反射中性粒子数の相対的変化を調べた結果、重い金属であるモリブデン板の方が炭素板に比べて顕著な角度分布を示した。この結果は、固体表面におけるイオン反射の素過程が入射粒子とタ-ゲット材料粒子との間の弾性衝突に基づくことから予測されるものと定性的に一致する。, 科学研究費補助金 研究種目:一般研究(B) 課題番号:90213339 研究代表者:上杉 喜彦 研究期間:1993-1994年度}, title = {ダイバ-タ模擬試験装置を用いた新しいヘリウム灰排出法の研究}, year = {1995} }