@techreport{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00011159, author = {吉岡, 崇仁 and 和田, 英太郎 and 林, 秀剛}, month = {Mar}, note = {不均一系に存在する微小粒子(例えば、プランクトン、細菌やその群体)のもつ生物活性を測定する新しいシステムを開発した。これは、YAGレーザー・赤外顕微鏡・試料セル・ガス精製装置・質量分析計からなるLASMMA(Laser Semi-Microprobe Mass Analysis)システムである。システムは、^<13>を用いた植物プランクトンの光合成トレーサー実験を対象として開発し、微小粒子を識別する顕微鏡、試料セル、微小部位を燃焼させるためのレーザー照射系、そして、発生したガスを精製、定量する分析系からなる。レーザー光を赤外顕微鏡のレンズを通して試料に照射するためのレンズ・導入系を作製し、ビデオカメラにより、微小部位を確認しながらレーザー照射できるシステムとした。炭素同位体比のわかっているセルロースフィルターを純酸素下で30〜60分間処理した。生成した数μgのCO_2-Cを精製し、同位体比既知のCO_2ガスで希釈した後、同位体比質量分析計で測定した。その結果、レーザー法では、やや低い同位体比が得られたものの、トレーサー実験としては十分な精度をもっていることが判明した。実際のトレーサー実験にLASMMA法を適用した。諏訪湖のMicrocystisを対象に、^<13>取り込みを測定した。顕微鏡で Microcystisのコロニーを確認しながらレーザー処理した。インキュベート開始時に1.09atom%であったものが、24時間後には 3.52atom%へと上昇した。懸濁態有機物全体を測定する従来の方法で得られた時間変化と非常によく一致しており、LASMMA法がトレーサー実験に応用できる段階に達したことが示された。常法に比べて標準偏差が大きい、時間がかかるなど改善すべき点が残されているが、トレーサー実験以外の応用も期待できる手法であることが確認された。なお、今後の活用のため、LASMMAシステム取扱説明書としてまとめた。, 科学研究費補助金 研究種目:基盤研究(B) 課題番号:06554036 研究代表者:吉岡 崇仁 研究期間:1994-1996年度}, title = {不均一系微小粒子の生物活性測定システムの開発}, year = {1997} }