@techreport{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00011162, author = {山下, 哲郎 and 長澤, 泰 and 小松, 尚 and 木方, 十根}, month = {Mar}, note = {本研究は、診療の目的ではなく患者の滞在が許される空間や場所、患者のアクセスが保証され、機能上の名前が付いていない空間や場所、あるいは廊下やホ-ルそものを「患者空間」と名づけ、患者あるいは他の利用者の心理や意識、個人にとっての空間の意味を考察することを試みている。第1章では、序論としてこれまでの建築計画研究に代わる視点を示した。第2章では、入院患者が新たに病院で入院生活を始める場合、どのようにその環境を理解し、各々の意識上に病院の諸空間を再構成していくかを少数の事例ではあるが、ひとりひとりの患者の意識や行動を環境との関係を通して記述的にとらえた。第3章では、患者を取り巻く様々な環境と患者の行動、患者空間の諸側面や属性などを患者の意識や行動、滞在様態に関する調査分析から、(1)患者の意識上に再構築される様々な空間や場所と、患者の環境行動(2)患者空間の意味変化や機能分化(3)患者の日常環境行動を支援できる仕掛けとしての患者空間のあり方を考察した。第4章では、システムやプログラムなどが日本とは異なる韓国の病院で、患者空間に対する患者の意識や行動、または患者の意識上に再構築される様々な空間や場所が患者が環境を理解して生活していく上でどのように寄与しているかを調べた。その結果を日本の病院でみられた患者の環境行動特性や患者空間の諸属性と比較することで、係る環境の違いと患者の意識や行動、患者空間のあり方との関連を探った。最後に第5章では、各章での分析や考察を踏まえた上で、概念的に扱ってきた地理的環境(Hospital Geography)を改めて考察し、「患者空間」が、日々変化する病院建築の中でどのように位置づけられ、患者や利用者の行動に寄与できるかを探った。, 科学研究費補助金 研究種目:一般研究(B)(2) 課題番号:06452303 研究代表者:山下 哲郎 研究期間:1994-1996年度}, title = {利用者の認知特性から見た病院の廊下・空間の構成に関する研究}, year = {1997} }