@techreport{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00011171, author = {青山, 隆彦 and 前越, 久 and 津坂, 昌利 and 小山, 修司}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は、がんの電子線治療を実施する上で重要な、医療用加速器からの電子線のエネルギー、並びに、生体等価物質(ファントム)中吸収線量の深さ分布を、精度よく、且つ、簡便に測定するための、新しい方式に基づく測定器、並びに、測定システムを開発することにある。この目的を達成するため、 1.シンチレーションファイバーを検出媒体とし、その一端に取り付けたフォトダイオードでファイバーからの光の電気信号に変換する、新型の電子線検出器、並びに、S/N比の高い信号増幅回路を開発した。 2.電子線のエネルギー測定専用として、くさび形に加工した銅の吸収体を一対のシンチレーションファイバー検出器で挟み込み、これに電子線を照射した時に得られるフォトダイオード出力信号強度比から電子線のエネルギーを求める方法を創案し、測定器、並びに、信号処理用アナログ割算回路を試作した。割算回路出力値を標準測定法で求めた電子線の平均入射エネルギーで校正し、装置を完成させた。 3.電子線の生体等価物質中吸収線量の深さ分布測定用として、厚さ10cmのプラスチックファントム中に、電子線入射方向に沿って1列に一定間隔で12本のシンチレーションファイバー検出器を配置した、電子線の深部吸収線量分布測定器を試作するとともに、各ファイバーチャンネルから得られる、その深さの吸収線量に比例した強度の信号を、パーソナルコンピュータに組み込んだ16チャンネルA/D変換器で読み取って、吸収線量分布、並びに、電子線の平均入射エネルギーを計算してディスプレイ上に表示するコンピュータプログラムを作成した。この測定器に、医療用加速器からの電子線を照射し、得られた吸収線量分布や電子線の平均入射エネルギーが、水フォントムと小型電離箱を用いる標準測定法の結果と良く一致することを確認して、システムを完成させた。, 科学研究費補助金 研究種目:基盤研究(C)(2) 課題番号:07680528 研究代表者:青山 隆彦 研究期間:1995-1996年度}, title = {治療溶電子線のエネルギ-および生体等価物質中吸収線量分布直読装置の研究開発}, year = {1997} }