@techreport{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00011174, author = {星野, 光雄 and 伊藤, 正裕 and 杉谷, 健一郎}, month = {Mar}, note = {1.熱変成岩類の造岩鉱物のEPMA化学分析と新知見玄武岩起源と堆積岩起源の熱変成岩についてEPMA分析とデータ解析を行った。玄武岩起源の熱変成岩では、角閃石の化学組成が同一岩石中で変化に富んでいる。この事実から、本地域の熱変成作用は接触部付近においてさえも熱的平衡に達していなかったことが示唆される。即ち、先カンブリア時代の多くの広域変成岩にみられるような、ほとんど熱的平衡に達した変成作用と異なる性格の変成作用であったと考えられる。 2.XRF全岩化学分析と新知見花崗岩類および玄武岩・安山岩起源の熱変成岩についてXRF全岩化学分析とデータ解析を行った。花崗岩類では主要化学組成において岩体相互間の差異が認められる。例えばCaーNa図、NaーK図による検討の結果、これまでマラゴリ花崗岩、アセンボ花崗岩などとして一括されていた岩体の中でも比較的明瞭な差異があり、個々の花崗岩プルトンがそれぞれ別の過程を経て形成されたと考えられる。 3.本研究の結論ケニア、始生代グリーンストン帯の花崗岩プルトンは既存の火山岩・堆積岩層に浅所貫入し、角閃岩相に及ぶ熱変成帯を形成した。これらの熱変成帯は花崗岩体それぞれに固有の温度構造を示す。始生代クラトンにみられる花崗岩ーグリーンストン帯は花崗岩ー高変成度岩層の上部層を成すものと考えられる。, 科学研究費補助金 研究種目:基盤研究(C)(2) 課題番号:07640638 研究代表者:星野 光雄 研究期間:1995-196年度}, title = {始生代グリ-ンストン帯の形成過程}, year = {1997} }