@techreport{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00011175, author = {速水, 敏彦}, month = {Feb}, note = {本研究は学習の動機づけが教師のどのような働きかけによって内面化されるかを検討しようとしたものである。まず、最初に学習の動機づけのとらえ方に関して、手段的か目的的かという次元から区分した従来の外発的動機づけ対内発的動機づけといった対極的とらえ方を批判し、自律性あるいは自己決定性の程度の次元から両者を連続的なものとしてとらえる方法を提案した。その考えに基づいて動機づけの個人差を測定するための質問紙が作成された。これは自立性の程度の低いものから順にあげれば、外的動機づけ、取り入れ的動機づけ、同一化的動機づけ、内発的動機づけの4種類の下位尺度から構成されていた。一方、より自律的な動機づけに移行させるための周囲の働きかけとして「親密さ」「承認」「価値づけ」「自律的支援」の4つを仮定し、その働きかけの認知を測定する尺度も構成された。そこでまず、研究1と2では小・中学生の学習動機づけと教師の働きかけの認知との関係が検討された。研究3と4では学習動機づけの変化に注目し、研究では小学生を対象に両者の関係を3時点で1年間、縦断的に検討した。研究4では人間の実生活と密接に結びついた「総合人間科」と呼ばれる授業科目によって学習動機づけがどのように内面化するかを明らかにしようとした。さらに研究5では4つの働きかけが重視される発達的順序を大学生を対象にした調査から明らかにしようとした。結果として4種類の動機づけが連続的であることが示され、4つの働きかけが動機づけの内面化、自律化を促進する何らかの働きをしていることが示唆された。ただし、4つの働きかけの機能的弁別性は必ずしも明らかになったとはいえない。, 科学研究費補助金 研究種目:基盤研究(C)(2) 課題番号:07610121 研究代表者:速水 敏彦 研究期間:1995-1996年度}, title = {動機づけの内面化過程の促進に関する研究}, year = {1997} }