@techreport{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00011220, author = {柴田, 英治 and 竹内, 康浩 and 市原, 学}, month = {Mar}, note = {1.雌性ラットを100,300,1000ppmの2-ブロモプロパンに1日8時間、9週間連続曝露し,卵巣の変化を観察した。300,1000ppmの両曝露群で両依存的に始原、成長、antralいずれの卵胞も減少していた。また、同じく雌性ラットを3000ppmの2-ブロモプロパンに8時間の曝露後、1,3,5,17日後の卵巣の変化を観察したところ,時間の経過とともに卵母細胞の変化がより顕著にみとめられた。また、卵母細胞と顆粒細胞のアポトーシスの所見は5、17日後に多くみられた。この結果から2-ブロモプロパンによる卵巣機能障害はアポトーシスによって引き起こされていること,2-ブロモプロパンによる障害のモニタリングには膣スメアの観察よりも卵胞の種類別数を調べることでより鋭敏にできることが示唆された。 2.ラットを4群に分け、1-ブロモプロパン800、400、200ppmに1日8時間、12週間曝露した。前脚握力、後脚握力、神経伝導速度を曝露直前、及び曝露開始後4週間毎に測定した。曝露終了時に全血採血し、血液生化学検査も行った。前肢握力、後肢握力が濃度依存的、期間依存的に弱くなった。800ppmで神経電動速度は対照群に比べ、有意に減少した。血液中CPK活性は量依存的に減少した。 3.中国宜興市にある1-ブロモプロパン製造工場に働く24名の女性、13名の男性労働者を対象に、自覚症状、パッシブサンプラーによる曝露濃度の時間加重平均値、尿中1-ブロモプロパン濃度、血漿CK活性を調べた。さらに環境中1-ブロモプロパン濃度を検知管で測定した。作業中の自覚症状として粘膜刺激症状が最も多かったが、めまいなどの中枢神経症状もみられた。26人の個人曝露量と尿中1-ブロモプロパン量との関係は有意な相関を示した。血漿CK活性と曝露量との相関はスピアマンの係数で有意であったが、男性、女性別での分析では有意でなかった。, 科学研究費補助金 研究種目:基盤研究(C)(2) 課題番号:10670348 研究代表者:柴田 英治 研究期間:1998-1999年度}, title = {フロン代替有機溶剤の生物学的モニタリング}, year = {2000} }