@techreport{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00011230, author = {櫻井, 伸二 and 矢部, 京之助 and 池上, 康男 and 石田, 浩司 and 近藤, 孝晴}, month = {Feb}, note = {これまで、不整地歩行シミュレータを開発製作し、その有効性を検証するため、各種路面における歩行を行なわせ運動学的および運動力学的な測定を行ってきた。 今年度は20歳代の成人男性を対象として、各種傾斜時の歩行中に高さと奥行きが各50mm長さが200mmの突起物(ブロック)を歩行路面上に突然出現させることにより、つまずきを引き起こさせた。そしてその回復動作について検討した。歩行速度は4km/h、歩調は110〜113step/minであった。測定項目は、筋電図の記録(大腿四頭筋、大腿二頭筋、前脛骨筋、腓腹筋)、足圧分析システムによるキック力の測定、および、3次元ビデオ解析法による下肢関節の角度変化の計測であった。 上記の結果の検討から遊脚期のつまずきについて調査した結果、傾斜条件にかかわらず、回復動作は2種類に分類可能であった。ひとつは遊脚下肢が障害物に接触してひとたびはつまずくものの、すぐさま態勢を立て直してそのまま遊脚期をとりながら、障害物を乗り越え着地するタイプ、もうひとつは接触後ただちに遊脚から立脚期に移行し、その支持を得て反対側下肢が遊脚期をとるものであった。定常歩行での遊脚時間を基準として障害物がある場合の遊脚開始から障害物に接触するまでの時間比を算出したところ、遊脚側がでる場合および立脚側が出る場合にそれぞれ、水平:44.8±7.3[%]、62.5±7.1[%]、下り:46.9.±5.8[%]、62.0±6.1[%]、さらに上り:47.7±9.4[%]、68.9±10.9[%]であり、傾斜間では大きな違いが認められなかったが、いずれの場合にも2種の出現タイミングの間には統計学的な有意差が認められた。 これらのデータから、転倒の予防策などについて論議した。, 科学研究費補助金 研究種目:基盤研究(B)(2) 課題番号:10558001 研究代表者:櫻井 伸二 研究期間:1998-2000年度}, title = {不整地歩行シミュレーションシステムの開発}, year = {2001} }