@techreport{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00011244, author = {福和, 伸夫 and 森, 保宏 and 飛田, 潤 and 中野, 優 and 中井, 正一 and 勝倉, 裕 and 川端, 寛文 and 高堂谷, 正樹}, month = {Mar}, note = {国内の災害に関する情報の検討や、実際的な都市防災情報の収集に基づいて、災害情報に関して「災害情報整理学」という新たな立場を明確に提示し、それに基づいて整理された災害情報の具体的な運用方法として防災カルテ・防災処方箋を包含する「防災カルテシステム」の概念を構築し、さらに各種情報通信技術に立脚した双方向災害情報伝達のフレームワークである「安震システム」を提案・構築した。災害情報整理の方針に関しては、収集した防災・災害に関する情報(知識・データ)に対してオブジェクト指向分析を用い、データの静的構造と動的構造を明らかにし、さらにデータや処理の流れの分析から公開すべき外部情報と隠蔽すべき内部情報を区別しつつ、防災に関わる様々な基盤情報の構造化を行う。このような基盤情報の共通性を活かし、目的・用途に応じて解析手法や結果の表現を工夫することが情報開示の有効手段となる。以上の方法論を災害情報整理学と呼ぶ。オブジェクト指向分析により構造化された基盤情報から、利用者の意向や時間局面に対応して必要な情報を抽出し、変換・翻訳して利用者に提供するインターフェイスとして防災カルテシステムを開発した。防災カルテとして、自治体の作成するマクロな防災マップに加えて、地域に根ざしたミクロな防災情報、高密度の地盤情報や地震記録、建物や都市施設、防災施設などを統合してGISにより災害危険度を総合的にデータベース化しており、さらに災害に脆弱な地域の特定と原因の解明、そして対策を考える防災処方箋の機能を持っている。以上の概念・技術を統合して実際の災害対応に結びつけるため、双方向災害情報システム「安震システム」と、ボトムアップの災害情報伝達端末「安震君」を新たに開発し、フィールドテストを行い有効性を確認した。具体的技術に関しては報告書に詳述している。, 科学研究費補助金 研究種目:基盤研究(B)(2) 課題番号:11555149 研究代表者:都市域の総合的地震被災ポテンシャルの定量化に基づく地域防災カルテの作成 研究期間:1999-2001年度}, title = {都市域の総合的地震被災ポテンシャルの定量化に基づく地域防災カルテの作成}, year = {2002} }