@techreport{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00011250, author = {早川, 直樹 and 大久保, 仁 and 加藤, 克巳 and Juengst, Klaus-Peter}, month = {Mar}, note = {本研究では,超伝導変圧器に超伝導限流器の機能を複合多機能化した「超伝導限流変圧器(Superconducting Fault Current Limiting Transformer : SFCLT)」開発のPHASE-3として,高温超伝導導体を用いた液体窒素冷却レベルの高温超伝導限流変圧器(HTc-SFCLT)を設計・製作し,その電力システム導入効果(漏れインピーダンスの低減による定態安定度向上と故障電流の抑制による過渡安定度向上との両立)を実証することを目的としている. HTc-SFCLTの設計定格は,三相,6.25kVA,275V/105Vであり,その単相分として定格電圧:159V/61VのHTc-SFCLTを製作した.低圧側コイルはBi2212/CuNi複合バルク導体で構成されており,円筒形状から切削加工することによってコイル形状とし,エポキシ樹脂で含浸した.一方,高圧側コイルには銅線を用い,低圧側コイルの外側に同心状に巻回した.低圧側コイルおよび高圧側コイルを鉄心とともに液体窒素に浸漬することにより,HTc-SFCLTを構築した. HTc-SFCLTの特性試験として,まず,Bi2212/CuNi複合バルク導体の基礎的な大電流通電特性および抵抗発生特性を取得した.次に,無負荷試験および短絡試験において巻数比と漏れインピーダンスが設計値とほぼ等しいことを確認し,HTc-SFCLTの超伝導変圧器としての機能を検証した.さらに,臨界電流値以上の故障電流に対して十分な限流特性を発揮するとともに,故障除去直後に超伝導状態に自己復帰することより,HTc-SFCLTの超伝導限流器としての機能を検証した. 以上より,設計・製作したHTc-SFCLTが超伝導変圧器および超伝導限流器としての機能を併せ持つことを実証することができた., 科学研究費補助金 研究種目:基盤研究(A)(2) 課題番号:14205040 研究代表者:早川 直樹 研究期間:2002-2003年度}, title = {高温超伝導バルク導体を用いた超伝導限流変圧器の開発に関する研究}, year = {2004} }