@techreport{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00011271, author = {山里, 敬也}, month = {Mar}, note = {本研究では、可視光通信をシーケンシに基づく通信方式とみなし、その基礎的検討を行なうことで、可視光通信の基盤技術の確立を図ることを目的にしている。可視光通信とは、天井や壁に設置された照明を利用した通信である。ここで、照明にはLEDを用い、LEDを高速に点滅(光強度変調)することで情報伝送を行なう。平成16年度は、シーケンシの可視光通信への応用の観点から基礎的検討を行った。ここで得られた成果としては、受信機にフォトダイオードを想定した場合、マルチパスの影響が大きいこと、しかし、シーケンシを利用することでマルチパスの影響を軽減できること、である。特に、シーケンシによる信号分離(シーケンシフィルタ)が有効である。これはスペクトル拡散技術を用いていることとも等価であり、よって、可視光通信とスペクトル拡散技術の親和性が高いことが分かった。平成17年度は、具体的な応用例として、高度交通システム(ITS)を考えて検討した。これは、現在、普及しつつあるLED信号機に着目し、そのLEDを用いて情報伝送を行なう方式である。当初想定していた室内での可視光通信と異なり、移動する車輌で信号受信を行なわなければならない。また、LED信号機を遠距離(100m)でも認識する必要がある。以上の観点から、受信機としてフォトダイオードで無く、カメラを用いることを考え、検討を進めた。結果として、通信距離に応じて、通信路が画像の空間周波数のカットオフが変化するLPFとしてモデル化できることが分かった。また、この通信路特徴を活かしたウェーブレット変換に基づく新しい階層的符号化方式を提案した。本提案方式の有効性は、シミュレーションのみで無く、簡単な試作器を制作し、その有効性を確認しており、既に発表済みであり、独創的はユニークな研究として高い評価を受けた。また、その結果は、論文として投稿し、現在査読中である。, 科学研究費補助金 研究種目:基盤研究(C)(2) 課題番号:16560330 研究代表者:山里 敬也 研究期間:2004-2005年度}, title = {シーケンシに基づく通信方式の可視光通信への応用}, year = {2006} }