@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00011618, author = {夏目, 達也 and NATSUME, Tatsuya}, journal = {名古屋高等教育研究}, month = {Apr}, note = {本稿は、フランスの高等教育において実施されている「社会経験認定制度」による学位授与方式の概要と、大学教育への影響と意義につき考察し、以下の点を明らかにした。①1985 年政令は、社会人の学位取得を容易にすべく、大学教育の要件たる資格がなくても能力評価を通じて入学を認めた。2002 年法は、教育を受けることなく学位取得を可能にするというより柔軟な制度を導入した。②VAE 制度に関して積極的評価の立場と、批判的・懐疑的立場の発言がある。前者は同制度が大学教育に革新をもたらすもの、後者は混乱をもたらすものととらえる。学位は大学教育の伝統的価値の象徴であり、教育なしでの学位授与は大学に混乱をもたらすとの立場が後者である。③同制度は社会の論理・要請により学位授与を大学に求めており、大学固有の論理との調整を大学に迫っている。同時に、学位の社会的意義・機能、学生の能力形成と評価という点で大学教育のあり方・機能の見直しを迫っている。}, pages = {117--138}, title = {社会経験による能力の評価に基づく学位授与方式 : フランスにおける社会経験認定制度}, volume = {10}, year = {2010} }