@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00013145, author = {中嶋, 健一郎 and 本田, 晋也 and 手嶋, 茂晴 and 高田, 広章 and NAKAJIMA, Kenichiro and HONDA, Shinya and TESHIMA, Shigeharu and TAKADA, Hiroaki}, issue = {2}, journal = {電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム}, month = {Feb}, note = {近年,カーナビゲーションシステムの高機能化は著しく,一台のコンピュータ上で,ナビゲーション等の情報系の機能に加えて,ブレーキやエンジン等と連携する制御系の機能も実行する必要がある.制御系の機能は情報系の機能と比較して,高い信頼性やリアルタイム性が要求される.そのため,汎用OSとRTOSをハイブリッドOS方式やVMM方式を用いて,並列に実行し,それぞれのOSで情報系の機能と制御系の機能を実行する方法が考えられる.しかしながら,ハイブリッドOS方式を用いてOSを並列に実行した場合,制御系を情報系から保護できず,システム全体としての信頼性やリアルタイム性が確保できない.また,VMM方式では実行オーバヘッドやリアルタイム性が問題となる.本論文では,組込み向けプロセッサがもつセキュリティ支援ハードウェア(TrustZone)を利用して,ハイブリッドOS方式を高信頼化する方法を提案し,実機による評価を行った.本提案方式を用いることで,制御系を情報系から保護でき,システム全体としての信頼性やリアルタイム性が確保できる.評価の結果,実行オーバヘッドは十分小さく,また,情報系の実行状態にかかわらず,制御系のリアルタイム性が確保できることが分かった.本提案方式は,実行するOSに対する制約が緩やかであるため,携帯電話,NC工作機械などの,制御系と情報系から構成される組込みシステムに適用可能である.}, pages = {75--85}, title = {セキュリティ支援ハードウェアによるハイブリッドOSシステムの高信頼化}, volume = {J93-D}, year = {2010} }