@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00014630, author = {浜田, 道代}, journal = {名古屋高等教育研究}, month = {Jan}, note = {(1)名古屋大学(以下、名大)においてダイナミックに展開されてきた教養改革の過程を、たまたま見晴らしの良い場所から8年間見続けた一教官の立場から振り返ってみた。(2)実態は部局の連合体でしかなかった国立大学において、教養部という「部局」が廃止されたことは、教養教育が崩壊しかねないほどの状況をもたらした。(3)名大は、教養教育改革に乗り出した直後に学長が死去するという危機に見舞われた。その切迫した状況を乗り切る過程で、教養教育の充実を目指す高いモラルが養われた。(4)名大の教養改革は、一方では目標・理念を重視しながら、他方では現実的な方針を採用してきたことが、その特徴となっている。困難な利害調整には、透明簡明なルールを設けることで対処した。共通養育の基本枠組みが築かれて以降は、教育に関する豊富な情報が学内を円滑に流れるようにすることに力を尽くした。(5)いかに力を尽くそうとも、全学の委員会体制で共通教育を担うことには限界がある。名大が試行錯誤で歩んできた教育改革の一つの到達点が、高等教育研究センターの誕生であった。名大の教養改革をもう一段進めるためにも、センターの今後の発展を期待したい。}, pages = {1--10}, title = {これまでの成果と今後に求められるもの}, volume = {1}, year = {2001} }