@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00014690, author = {グロスマン, デビッド and 近田, 政博}, journal = {名古屋高等教育研究}, month = {Jan}, note = {本論文では日本と香港の高等教育における教員養成課程の発展過程とその位置づけを比較する。歴史的にみると、日本と香港の教員養成課程は大学教育とは別個のシステムとして発足し、後に両者が統合されたという点で共通している。香港の教員養成は日本に遅れをとっており、大学を卒業し教員養成訓練を受けた者だけを採用するようになったのはごく最近のことである。日本でも香港でも、総合大学のみならず単科の教員養成機関においても教員養成が行われている。ともに、グローバル化に伴う経済上の課題や、教育システムの弊害による社会問題に対処するために、教育・カリキュラムの大規模な改革に取組んでいる。これらの改革は、教師の質(知識、スキル、姿勢)と密接に関係しているので、両政府ともに教員養成改革を推進してきた。また、人口的な見地からも教員需要は大幅に低下している。そのため、両政府とも主として既存の教員養成プログラムの合併を図ることにより、公的支出による教員養成プログラムの規模を縮小しようとしてきた。合併に関する調査によれば、合併のプロセスは予想以上にコストがかかり、当初の動機である経済性と効率性を達成できるとは限らない。本稿の結論は、教員養成機関の合併は慎重に行うべきであり、その過程で他の重要な目標(質の高い教師を養成するための革新的方法など)を犠牲しないように配慮すべきだということである。, 訳: 近田政博, 原文: Higher Education and Teacher Preparation in Japan and Hong Kong (http://ir.nul.nagoya-u.ac.jp/jspui/handle/2237/16608)}, pages = {127--145}, title = {日本と香港における高等教育と教員養成}, volume = {4}, year = {2004} }