@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00015889, author = {外池, 俊幸 and TONOIKE, Toshiyuki}, issue = {2}, journal = {言語文化論集}, month = {Feb}, note = {この論文を書こうと考えたきっかけは、チョムスキーの階層と呼ばれる、言語を形式的に考えた場合に、人間が話している言語をほぼ記述できることが知られているタイプ2と言われる文脈自由文法では記述出来ないような対象を考え、その対象がどういう性質を持っているかを考えたいと思ったことだった。しかし、先行研究や、最近の研究を追い掛けて行くうちに、その期待は裏切られた。人が言語を獲得したことは、あまりに大きな意味を持っていて、その言語の属性が、人が作り出すもの、人が扱うものを強く縛っていて、言語が人にとって本質的なものであることを再確認することになった。また、進化に関する研究が進み、脳の状態を調べる手法の開発も進み、人間の話す言語を話せるわけではないサルの一種の脳に、人間の持つ言語に関係する部分が存在することが知られるようになり、系統発生で考えると、言語はヒトに特有のものであることに変わりはないが、その言語を構成する要素が、ヒトの言語を獲得したわけではない生物に存在することが明らかになったということである。当初、考えたことを、再検討せざるを得なかった過程で問題となったことを検討し、重要だと考えられることをまとめることが本稿の目的である。}, pages = {83--93}, title = {人間精神にとっての言語の重要性}, volume = {34}, year = {2013} }