@misc{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00016918, author = {大石, 和欣}, month = {Sep}, note = {この授業では、多様性に富んだロマン主義文学の面白さと深さを、とくにイギリス文学に焦点を当てながら講義のかたちで学んでいきます。一口に「ロマン主義」と言っても、実はその定義は研究者の間でも長い間論争が続けられているきわめて不分明なものです。イギリスの自然詩人ワーズワスと風刺好きなバイロンとでは大きな違いがあります。ドイツのゲーテやシラー、フランスのユーゴーなどを比べてみても、作品テーマや作風はまったく違います。講義では、そうした多様な作品の中から、一般的に「ロマン主義的」と考えられている要素を抽出しながら、その時代背景を言葉の裏側に探っていきます。ロマン主義文学という人間の言語活動が、どのような社会や文化、あるいは風土の中で生み出されてきたのでしょうか。また、そこにはどのような人々の生き様と哲学が埋め込まれているのでしょうか。大きな政治的・社会的変動や価値観の変化の中から興隆するロマン主義文学を読むことは、変化と多様性に満ちた現代に生きる私たちにとっても意味のある知的行為です。ロマン主義文学の読解を通して、文学解釈の基本についても、身につけていきます。}, title = {ロマン主義文学の諸相}, year = {2011} }