@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00019890, author = {丸山, 竜平 and MARUYAMA, Ryuhei}, journal = {名古屋大学加速器質量分析計業績報告書}, month = {Mar}, note = {古代鉄生産の開始は古代国家の成立とあいまってその年代を正しく突き止めることは極めて肝要である。弥生時代に石器が消滅して以後わが国は朝鮮半島と地理的にも近いこともあり、多くの資源や文化を共有してきた。鉄に関しても例外ではない。しかし、朝鮮半島における統一国家の形成過程はそのまま倭国との対立関係を助長し、また倭国の自立を促すものとなった。鉄生産においても然りである。朝鮮半島の諸国から貢納されてくる鉄艇に依存しつつも5世紀には自前の鉄生産が始まったと多くの研究者の想定されるところである。しかし、実証にはほど遠いといった実感がある。現在6世紀後半にわが国で製鉄が始まったことに関しては誰しも異存はない。とはいえ問題は何時から始まったかではなく、どこで、どのように始まったかが問われなければならない研究段階にある。大鍛冶の操業遺跡を視野に入れつつ西日本全土の製鉄操業の開始を網羅的に明らかとし、7世紀史の要となる国家形成と鉄製の課題に応えたいと思慮するものである。, 名古屋大学年代測定総合研究センターシンポジウム報告}, pages = {9--16}, title = {古代の鉄の生産・流通 : 操業開始年代の検討}, volume = {26}, year = {2015} }