@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02001365, author = {阿部, 裕}, journal = {Nagoya Linguistics, 名古屋言語研究}, month = {Mar}, note = {複合動詞の発達は日本語の特色とされる。複合動詞の歴史を描くことは日本語史を明らかにする上で重要である。現代日本語の複合動詞には前項が接頭辞であるものが複数存在するが、それらの歴史的変遷について明らかになっている部分は非常に少ない。接頭辞型複合動詞の歴史を構築するためには、各時代における様相の記述がまず必要である。本稿ではその一環として、上代における接頭辞型複合動詞の様相をまとめる。まず、先行論を踏まえて「取る」を前項とする「トリ-]、「打つ」を前項とする「ウチ-」の様相を確認する。その後「掻く」を前項とする「カキ-」、「刺す」を前項とする「サシ-」、「引く」を前項とする「ヒキ-」、「押す」を前項とする「オシ-」の様相について考察する。そして、上代においては「トリ-」「ウチ-」に比べて「カキ-」「サシ-」「ヒキ-」「オシ-」の接頭辞型複合動詞としての使用は未発達であることを明らかにする。}, pages = {1--14}, title = {接頭辞型複合動詞の上代における様相}, volume = {13}, year = {2019} }