@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02001366, author = {桑, 忠林}, journal = {Nagoya Linguistics, 名古屋言語研究}, month = {Mar}, note = {独立従属節は一般の独立文のように使われた従属節であり、日本語の研究において言いさし文(白川2009)や中断節(大堀2002)として検討されてきた。白川(2009)は独立従属節と一般の独立文との類似性を指摘したのに対し、大堀(2002)は独立従属節を一種の構文として取り扱った。どちらの研究においても、独立従属節は新たな構造として論述され、本来の複文との関連が十分に検討されていない。本論文は日本語の条件文による独立従屈節(以下「条件独立節」と簡略化する)を例に、コーパスに基づいた統計調査を通して、条件独立節と複文との関連を考察した。そして、条件独立節の各用法が独立的に使える度合の違いを説明した。条件独立節の形成は本来の従属節と主節との慣習的な繋がりに基づいている。従属節に一定の文内条件が揃っていると、主節の内容がある程度固まる。そのため、従属節のみを言えばよい。主節の内容は「直接表出型」と「間接描写型」に分けられるが、「直接表出型」の割合が高ければ商いほど、従属節が独立的に使われやすい。それは条件独立節の各用法が独立的に使える度合の違いの原因であると考えられる。}, pages = {29--43}, title = {日本語の条件文による独立従属節}, volume = {13}, year = {2019} }