@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02001380, author = {千葉, 軒士}, journal = {Nagoya Linguistics, 名古屋言語研究}, month = {Mar}, note = {日本の中世キリシタン版には「正誤表」が付されるものがある。この「正誤表」が付される各本を精査し、当時の印刷状況も踏まえると、キリシタン版に付される「正誤表」は印刷の版面担当者が作成したもので、本文作成者(編者)が作成したものとは言い難い。このキリシタン版の「正誤表」は該当文献の全範囲を訂正の対象としておらず、印刷の都合上、「正誤表」と同じ折で組版されたページの本文については、「正誤表」に項目が表れない。ここから、キリシタン版の「正誤表」は、印刷完了後に付されたのではなく、本文印刷と同時に作成されたと考えられる。また、キリシタン版の本文は、誤植があれば修正し、刷り直すことがあるが、「正誤表」自体は修正しない可能性がある。さらに、「正誤表」は本文内すべてのあやまりを含むものではなく、あくまでも版面担当者が気づいた誤植が記載されたものである。}, pages = {83--96}, title = {キリシタン版の「正誤表」について}, volume = {12}, year = {2018} }