@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02001387, author = {千葉, 軒士}, journal = {Nagoya Linguistics, 名古屋言語研究}, month = {Mar}, note = {島根県松江市方言では,異なる機能を持つ2つのダを確認することができる。1つは、「春だ」のように前接する語のみでは文として成立しないものに接続し,文を成立させる(=述語化の機能を担う)ダ[ダI]であり,これは共通語で用いられる断定助動詞ダと同様のものである。そして,もう1つは,「寒いだ」のように,ダの前の部分までですでに文として成立しているものに選択的に付加される(=文成立に直接関係しない)ダ[ダII]であり,これが松江市方言で特徴的に用いられるダである。このダIIの特異性は過去の助動詞「夕」や共通語の丁寧表現とされる「デス」と共起させることでより明らかとなる。また,インフォーマントとの面接調査の結果を精査すると,このダIIの意味機能は状況確認であり.複数の共通語の終助詞の働きを担っていると推察される。}, pages = {25--33}, title = {島根県松江市方言のダについて}, volume = {11}, year = {2017} }