@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02001402, author = {久保田, 樹}, journal = {Nagoya Linguistics, 名古屋言語研究}, month = {Mar}, note = {フィンランド語の受動現在分詞は,他の分詞にはない可能・義務・推奨といった意味も有している。受動現在分詞はそのモダリティ的意味によって,名詞修飾用法に広がりを見せる。本来,受動現在分詞が修飾するのは,もとの動詞の目的語に相当する語である。しかし,事象叙述ではなく属性叙述の場合には,場所格補部に相当する語が修飾されることがあり,語彙化・形容詞化が進んでいる分詞に加えて,主名詞のサイズを表わす固定化した表現もある。さらに逸脱が大きい事例として,項ですらないkunto「状態」が受動現在分詞で修飾されているものがある。この修飾関係は,文全体の主語が受動現在分詞のもとの動詞の目的語に相当する場合にのみ成り立ち,構文として捉えるぺきである。}, pages = {15--26}, title = {フィンランド語の受動現在分詞による非典型的な名詞修飾 : 「状態構文」を中心に}, volume = {9}, year = {2015} }