@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02001994, author = {鈴木, 基伸}, journal = {Nagoya Linguistics, 名古屋言語研究}, month = {Mar}, note = {本稿では,形容詞性接尾辞ヤスイ・ニクイによって表される「難易」には,物理的な「容易・困難さ」を表す「物理的難易」と,心理的抵抗感の有無を伴う「心理的難易」があることを主張する。この「物理的難易」と「心理的難易」は語用論的に解釈されるものだが,出来事達成までの時区間の有無,構文変更に伴う格交替および主題化がそれらの解釈に影響することを,例文の観察を通して述べる。ヤスイ・ニクイが標示する出来事の達成までに時区間が存在し,物理的要因が想定できる場合には「物理的難易」の読みに,それらの時区間を想定できない場合,「心理的難易」の読みが成立することを述べる。また,ヤスイ・ニクイ文において,非ガ格名詞句がガ格へと格交替,および主題化されている場合には「物理的難易」の読みに,本来の格が保持されている.また,主題化されていても本来の格でも不自然さを伴わないような場合,「心理的難易」の読みが成立することを述べる。}, pages = {29--38}, title = {ヤスイ・ニクイが表す「難易」の下位分類について : 「物理的難易」と「心理的難易」}, volume = {7}, year = {2013} }