@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02002001, author = {鈴木, 基伸}, journal = {Nagoya Linguistics, 名古屋言語研究}, month = {Mar}, note = {本稿では,「氷が溶けてきた/溶けていった」におけるような,変化的事象を捉え「変化継続」を表すテクル・テイクに焦点を当て,その意味機能を,程度性,進展性という概念から説明できることを論じる。「変化継続」を表すテクル・テイクの違いは,従来テクル,テイクが表す時間軸上の視点の違いに求められることが主であった。しかし,テクル・テイクの用法を巡っては,テクル・テイクが置き換え可能な場合,テクルしか容認されない場合,テイクしか容認されない場合など,前接する出来事の種類によって,様々である。先行研究における時間軸上の視点解釈による説明だけでは,「変化継続」用法におけるテクル・テイクの振る舞いを説明できないと考える。そこで本稿では,テクルは変化の進展後,ある程度に到達する(した)ことを表し,テイクは,変化の進展を全体的に捉えていると考える。テクルが「程度への到達」を,テイクが「進展全体」を表していると考えることによって,従来は説明できなかったテクル・テイクの代替問題について説明できると考える。}, pages = {43--54}, title = {変化的事象を捉えるテクル・テイクはそれぞれ何を表すか : 程度性・進展性という概念を用いて}, volume = {6}, year = {2012} }