@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02002002, author = {高橋, 芽衣子}, journal = {Nagoya Linguistics, 名古屋言語研究}, month = {Mar}, note = {本稿は、思考動詞ラレル文が自発・受身文として成立する際の、それぞれの条件を分析するものである。思考動詞は一人称をとりル形で現在を指す場合、発話時の態度表明文となる。思考動詞ラレル文の自発・受身の解釈成立にも、表明文になるか否かと同様の条件が存在する。自発用法が成立するラレル文は、一人称主体をとり、ル形で発話時から見た現在を指す。一方、受身文は人称が制限されず、現在を指す際にはテイルが後接し、ル形で未来を指す。これら表明としての条件におけるル形のテンス的意味の違いが、自発・受身文におけるアスペクト形式の後接可否や意味の相違にも影響している。自発が思考動詞において特徴的であるのは、ある条件下で表明文になるという思考動詞の性質が関与しており、対象がどうなるかということに視点が置かれる受身文になり得るのも、動作動詞として、発話時以後の時間的な幅のある事態を含意するからである。}, pages = {55--65}, title = {自発・受身の成立条件 : 思考動詞ラレル文ル形のテンス的意味に注目して}, volume = {6}, year = {2012} }