@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02002026, author = {白, 明学}, journal = {Nagoya Linguistics, 名古屋言語研究}, month = {Mar}, note = {韓国語には受身文に用いられる複数の形式がある。本稿では,この形式の違いが構文のタイプとどのように関係しているのかを考察した。<脱他動化>タイプに用いられる形式は「-i-, -hi-, -li-, -ki-」,「ci-ta」,「toy-ta」であり,<被動者主役化>タイプと「持ち主の受身」に用いられる形式は「-i-, -hi-, -li-, -ki-」,「pat-ta, tangha-ta」であることを検証し,その特徴を示す。また,動作主マーカーに注目し,「なる」の意味を持つ「ci-ta」,「toy-ta」形式が用いられる場合,主語の有情性に関係なく,無標の動作主マーカーとして「-e uyhe」が選ばれ,<脱他動化>タイプになるということを示す。さらに,比較・対照の観点から,韓国語の持ち主の受身を中心に次のような一般化を試みる。i)主題を表すための接辞「ハ/-nun」のある言語は間接受身を許容する。ii) 受身用法と自動詞用法が曖昧になっている言語は,中立叙述的な<脱他動化>タイプが受身文の中心となる。iii) <脱他動化>タイプ受身文中心の言語は,「迷惑の受身」を許容しない。}, pages = {1--13}, title = {韓国語における受身形式の機能的特徴 : 比較・対照の観点から}, volume = {1}, year = {2007} }