@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02002030, author = {村井, 宏栄}, journal = {Nagoya Linguistics, 名古屋言語研究}, month = {Mar}, note = {『色葉字類抄』の分類名目「畳字」について、辞書分類名目としての用法と一般的語彙としての用法から考察する。『色葉字類抄』の「畳字」は音読・訓読にかかわらず漢字二字以上という表記面からの名称であったが、他の辞書類において「畳字」の意味するところはこれに同じでない。全般的に音読熟語としての意味合いが強い上、語構成的に要素同士が類義関係にある語を指している場合(『下学集』)もある。辞書分類名目以外で用いられた「畳字」についても音読熟語という意味合いが強く、時に重点の語を含む場合が見られる。『色葉字類抄』--『下学集』--『節用集』という辞書史上の系譜を考えた場合、『節用集』が分類名目に「畳字」を用いなかったのは、『色葉字類抄』以来の伝統的分類名目としての「畳字」の指示対象と、他の辞書類や一般語彙的用法の「畳字」の意味とに齟齬が生じるためと思われる。}, pages = {52--43}, title = {「畳字」の周辺}, volume = {1}, year = {2007} }