@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02002439, author = {閔, ソラ}, journal = {名古屋大学日本語・日本文化論集}, month = {Mar}, note = {本研究では、「ほぼX」のヘッジ表現(ある物事があるカテゴリーのどれだけいい成員かを示す表現)としての意味と役割をカテゴリー化の観点から分析し、その特徴を明らかにする。先行研究を踏まえて実例に基づき分析した結果、「ほぼX」は、話者がXを、ある特徴において成員間に何らかの程度の差を持つ「プロトタイプ・カテゴリー」として認知する場合と、全ての成員が同じ資格で属する「必要十分条件に基づくカテゴリー」として認知する場合とで、その意味が異なることが明らかになった。前者の場合は、話者が、本来はカテゴリーXの成員ではないある対象を、Xの中心例である顕著例と似ていることから、Xの周辺例として再カテゴリー化すると考えられる。一方、後者の場合、話者は、その対象の構成要素一つ一つに注目し、それらの多くが共通して持っているある性質が、Xの成員が等しく持っている性質であることから、Xの周辺例として再カテゴリー化すると考えられる。}, pages = {51--73}, title = {「ほぼX」のヘッジ表現としての意味と役割 : カテゴリー化の観点から}, volume = {29}, year = {2022} }