@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02004327, author = {杉村, 泰 and SUGIMURA, Yasushi}, journal = {日本語教育, NIHONGO KYŌIKU : Journal of Japanese language teaching}, month = {Dec}, note = {テアル構文には「窓ガ/ヲ開けてある」のように,対象をガ格で表すものとヲ格で表すものとがある。従来,両者には取りうる動詞や動作主の人称に違いがあり,しかも両者は一つの連続体をなしていることが指摘されてきた。本稿では,これらの違いが「NPガVP」「NPヲVP」という構文の特性に由来することを示す。つまりテアル構文は眼前の情景を描写するものと,行為の結果の有効性を描写するものとがあり,各描写の特性が動詞や人称の違いに影響していると考えるのである。その上で,話し手がその中間的な描写を行った場合を接点として,両者は連続体をなしていることを示す。従来テアルは「意志的行為の結果」を表すとされていた。しかし実際には非意志的行為の結果を表す表現も存在する。それらの表現を観察すると,本動詞アルに意味的に近接する場合に多く出現することが分かった。こういった現象も構文の特性に由来しているものと考えられる。}, pages = {61--72}, title = {形式と意味の研究 : テアル構文の2類型}, volume = {91}, year = {1996} }