@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02004745, author = {古殿, 真大}, issue = {1}, journal = {SNEジャーナル}, month = {Oct}, note = {本稿は、1950年代の「問題児指導」から1970年代に「情緒障害教育」に移行した際に、緘黙児に対する認識がどのように変化したのかを明らかにすることを目的とした。  「問題児指導」においては障害児ではなく問題児として緘黙児を認識しており、さまざまある問題行動のひとつとして口をきかないこと(=緘黙)を捉えていた。そこでは、鍼黙児の問題がパーソナリティ(人格)の問題として理解されていた。他方で、「情緒障害教育」においては、鍼黙児を障害児として扱っており、さまざまな問題行動が緘黙であることに起因するものとして捉えられていた。そこでは、緘黙児は情緒の問題を有する存在として理解されていた。  このように緘黙児に対する認識の違いから、適切だとされる教育実践が異なることを明らかにした。}, pages = {76--96}, title = {教育事例集に見られる緘黙児認識の変化 : ―『問題児指導の実際』と『情緒障害教育事例集』に見られる転換―}, volume = {28}, year = {2022} }