@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02005983, author = {張, 鈴}, journal = {名古屋大学国語国文学, Nagoya University Journal of Japanese Language and Literature}, month = {Nov}, note = {小論は、戦後の日中友好運動の先駆者である豊島与志雄の中国的要索を取り入れた小説を考察し、豊島が抱く汎アジア主義的な心情を、戦争責任の問題を踏まえて再評価した。一九四〇年前後、豊島は漠然とした期待があった。戦争末期、豊島は個人の理想が国家の政策と合致するようになり、軍の政策に賛意を示した。戦後に書かれた小説は豊島の戦争責任の自覚の乏しさを露呈したが、同時に、豊島は同じ小説において日中のはざまで生きる理想的な人間像を提案し、日中友好運動に寄与した。}, pages = {59--72}, title = {豊島与志雄と中国 : ある汎アジア主義的な心情を中心に}, volume = {106}, year = {2013} }