@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02006109, author = {NISHIKAWA, Teruaki and 西川, 輝昭}, journal = {国立科学博物館専報, Memoirs of the National Museum of Nature and Science}, month = {Dec}, note = {Participating in the survey programme "Natural History Researches of the Hokuriku and San-in Districts" of the National Science Museum, Tokyo, the author was fortunately given a chance to examine a number of ascidians dredged at 30-55 m deep off Dôgo Island, the Oki Islands in the Japan Sea., 1985年9月に隠岐諸島の島後南西沖深さ30~55m からドレッジされたホヤ類は7科24種に分類された.このうち新種としてここに記載したAscidia(?) aenigmaticaはすでにHARTMEYER(1906)により函館からAscidia granosaとして記録されたものと同一種とみなしてよいことが,彼の標本との比較検討により判明した.また*Ascidia austera, A. matoya, *Polycarpa aurita,*Cnemidocarpa sp. cf. javensis, Bolteniatransversaria, Halocynthia igaguriおよびMolgula hartmeyeriの7種は日本海新記録,うち*印で示した3種は日本新記録であった.新種A.(?) aenigmaticaは生殖腺が筋膜体から一見完全に独立して被嚢に埋まりこむ点で単体ボヤとしては極めてユニークであり,これに基づいて新科新属をたてることも可能に思われる.さらに脳神経複合体を欠くらしい点でも他に類をみない.しかし標本が不完全であるため,これらのユニークな特徴が本種に本来そなわったものであるかどうかについて疑問の余地が全くないわけではない.これらの特徴を別にすれば本種は全体としてAscidia属によく似ているので,ここでは仮にこの属に位置づけた.分類学的位置の厳密な検討は完全な標本の入手をまちたい.本種は鰓嚢左側によく発達したひとつの褶をもつ点でも特異であり,この点ではオーストラリア産のA.aclaraと類似するが,いくつかの重要な差違により両者は明瞭に区別される.あわせて,インドネシア産のCnemidocarpa javensisと類似するが同一種と断定しかねる標本をC.sp.cf.javensisとして詳しく記載した.}, pages = {175--184}, title = {Some Ascidians Dredged around the Oki Islands, the Japan Sea}, volume = {19}, year = {1986} }