@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02006170, author = {鹿谷, 祐子}, journal = {名古屋大学国語国文学, Nagoya University Journal of Japanese Language and Literature}, month = {Nov}, note = {本稿は、西尾市岩瀬文庫に所蔵されている濃紺色表紙奈良絵本『住吉物語』の本文の性質を明らかにしようとしたものである。岩瀬本は、改作末流本として従来考察の対象とされることが少なかったが、『住吉物語』の享受と発展を考える上で興味深い伝本である。三冊本の中冊半ばを境に本文の系統が大きく異なっており、和歌には自由な改変が加えられ、脇役の人物に特定の名を与えるといった特徴がある。全体として、少将が姫君を手に入れるためのハードルを高く設定し、恋愛譚としての物語を盛り上げていこうとする傾向がうかがえる。}, pages = {47--58}, title = {岩瀬文庫蔵奈良絵本『住吉物語』の位置づけ}, volume = {104}, year = {2011} }