@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02006171, author = {中村, 誠}, journal = {名古屋大学国語国文学, Nagoya University Journal of Japanese Language and Literature}, month = {Nov}, note = {一九三〇年代には山岳雑誌上で頻繁に「山岳文学」とはどうあるべきかという問題が論じられている。浪漫主義的な旧来型の山岳紀行文が行き詰まり、新たな表現方法が模索されたのである。こういう問題が提起される背景には、当時の山岳界が「探検登山」の時代を終え、次代の登山形態へと移行する過渡期にあったということがある。山岳文学の場合、文学としての表現以前に登山が前提となり、山岳文学はその行為と表現との相関の中で成立する。〈論争〉での種々の主張を〈文学志向主義〉と〈山岳優先主義〉の二点に整理し、一九三〇年代の文芸思潮も絡めて〈論争〉の意味と行方を考察した。}, pages = {59--72}, title = {一九三〇年代の〈山岳文学論争〉を巡って}, volume = {104}, year = {2011} }