@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02006326, author = {岡山, 高博}, journal = {名古屋大学国語国文学, Nagoya University Journal of Japanese Language and Literature}, month = {Nov}, note = {本論は『方丈記』の結末で、草庵生活への執着を克服できずに、長明が唱えた「不請阿弥陀仏」について検討を加えた。この念仏は修行の不徹底な自己を追求した結果、思想的な言語では答えられず唱えたもので、それは知識人の思惟の限界を示している。自己の執着を懺悔し、凡夫の自己認識を深めた長明が、後世救済の願いを託すのは「こちらが請わずとも救ってくれる阿弥陀仏」であった。一般的な浄土教義を唱導しようという性格が濃厚な略本に比べ、広本は、草庵を愛する「心」をも相対化して、その愛執と信仰との間に揺れる内面を鋭く描き出す。}, pages = {1--13}, title = {方丈記末尾の「不請阿弥陀仏」の主意について}, volume = {102}, year = {2009} }