@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:02009979, author = {劉, 卓婷}, journal = {Nagoya Linguistics, 名古屋言語研究}, month = {Mar}, note = {本稿では、名詞句の指示理論とメンタル・スペース理論をもとに、宮田(2004)に提示されている例のうち上位で代表的な状況名詞の「場合」および「感じ」、並びにその文末表現である「場合ダ」および「感じダ」における主語名詞文と述語名詞文との間にある意味関係や、それが文構造上有している性質を明らかにし、状況名詞および「状況名詞ダ」文は、程度差のある指示性や叙述性を有していることを検討した。論述の過程としては、まず、宮田(2004)に例示されている状況名詞のうちから、使用頻度が高い上位10語を選出し、それらを考察対象とした。次に、沈(2014)における連用形名詞に後続する「ガ」/「ハ」の量的研究を参考にし、状況名詞と見られる「感じ」における指示性や叙述性の特性が、ほかの状況名詞にも共通しているのかについて、「ガ」志向が一番高い「感じ」および「ハ」志向が一番高い「場合」を代表的なものとして、量的かつ質的な面から検証した。検証した結果、「感じ」は叙述性が高く、「場合」は指示性が高いことが明らかとなった。また、その結果は、沈(2014)の結論と矛盾しないため、「ガ」/「ハ」志向が、状況名詞の指示性や叙述性の高低の傾向と関わっていることを検証できた。}, pages = {21--34}, title = {状況名詞および「状況名詞ダ」文における指示性や叙述性について}, volume = {17}, year = {2024} }