@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00020990, author = {鶴田, 涼子 and TSURUTA, Ryoko}, journal = {名古屋大学人文科学研究}, month = {Feb}, note = {『子どもと家庭のためのメルヒェン集』Kinder- und Hausmärchen gesammelt durch Brüder Grimm 第2版 (1819年)の巻頭に、『兄と妹』KHM 11 Brüderchen und Schwesterchenを題材とした絵が載せられた。これは、グリム兄弟として知られるヤーコプ・グリム(Jacob Grimm 1785-1863)とヴイルヘルム・グリム(Wilhelm Grimm 1786-1859)の末の弟、ルートヴィヒ・エーミール・グリム(Ludwig Emil Grimm 1790-1863)の作品である。挿絵には、『兄と妹』というお話に登場しない天使が描かれている。この天使が意味するものは、すべての人間に子どもの頃から同伴する天使 der beschützende Engelであると考えられる。しかし、『兄と妹』の挿絵とお話とを照らし合わせると、その天使には、故郷へ帰ることはできないがゆえに抱かれる兄と妹の懐郷の念が暗示されていると理解する可能性が生まれる。}, pages = {1--14}, title = {グリムのメルヒェン『兄と妹』の変遷とその挿絵}, volume = {38}, year = {2009} }