@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00020991, author = {千葉, 軒士 and CHIBA, Takashi}, journal = {名古屋大学人文科学研究}, month = {Feb}, note = {日本の中世キリシタン文献・日本文ローマ字写本の「バレト写本」では複数のアセント符号が用いられている。その中で、~とーは共に撥音、濁音前鼻音、鼻音、省略などと対応する箇所で付される。この事実のみを取り上げれば、この二つの符号は同一符号の自由変異と捉えられそうである。ただ森田(1976)によると、このニつの違いは書記上の都合と指摘されている。が、それ以上の詳細な記述はなされていない。そこで、この二つのアセント符号が当該文献内で使用される箇所を精査していくと、ーはその付される文字の上の物理的スペースが無い際に主として用いられるアセント符号であることがわかる。この環境下では孤を描く形状で記される~は用いることが難しい。物理的スペースの有無という書記上の都合により、~を描くことが出来ない際にーは用いられていた。このことから~とーは同一符号の環境変異であったことが推測される。}, pages = {15--23}, title = {キリシタン文献・ローマ字写本における~と-について : 「バレト写本」を中心に}, volume = {38}, year = {2009} }