@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00020995, author = {後藤, 澄子 and GOTO, Sumiko}, journal = {名古屋大学人文科学研究}, month = {Feb}, note = {カメルーン高地ンカンベ社会にはリネージを基に組織された結社が複数存在する。結社は地区の寄り合い的な役割を果たし、一部の結社は仮面を所有する。結社は仮面を用いて人々に娯楽を与えるとともに、結社が持つ呪力を誇示し、人々を統制することもある。また、音を利用して一種の社会統制を行う結社があり、この音は「クライング・ジュジュ」と呼ばれている。音には悪霊を退ける超自然的力があるとされ、音源は成員以外の者には秘密とされる。クライング・ジュジュの正体は楽器でありその形態はさまざまであるが、使用される状況や目的はほぼ一致している。本稿では、主にクライング・ジュジュについて、現段階で得られた情報についてまとめる。その上で、当該社会において、結社がおこなう「秘密化」の表象の仕方において、仮面と音の使用にはどのような関係性があるのかについて考察を試みる。}, pages = {59--72}, title = {「クライング・ジュジュ」に関する覚書 : 仮面と音に関する予備的考察}, volume = {38}, year = {2009} }