@article{oai:nagoya.repo.nii.ac.jp:00021124, author = {石川, 俊介}, journal = {名古屋大学人文科学研究}, month = {Mar}, note = {所謂「伝統的事象」が、現状との折り合いのなかで、変化していくことは宿命であるが、特に宗教的「伝統行事」においては、その行事の意味づけや価値を支える儀礼等のプロセスの権威性・連続性の維持が重要であると思われる。本稿では、諏訪大社上社御柱祭を事例に、祭りの存続に欠かせない御柱用材の確保に関する変化によって、諏訪大社の神事がどのように変更されたかについて論じる。上社御柱祭では、8本の御柱の建て替えが行なわれるが、近年は、御柱となる樅の用材の確保が困難になっている。ここ3回の祭りにあたっては、「伝統的」調達地からの調達を見合わせ、別の場所からの調達を行った。それに伴い、伐採に関わる神事も一部変更された。神事の変更は、御柱祭の宗教的意義を危うくする可能性がある。しかしながら、変化に対応し神事のプロセスを変更することで、その「伝統性」を維持したとも考えられる。}, pages = {81--93}, title = {「伝統行事」を支えるプロセス : 諏訪大社上社御柱祭における用材伐採行事をめぐって}, volume = {41}, year = {2012} }